2025年– date –
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💠 「Aをさせたいなら、Bをさせよ」の意味
【】 授業づくりも、人との関係も、「こうしなければ」と考えてやろうとすると、うまくいかなくなります。 今、L.A.ドジャースの佐々木朗希投手が、劇的に復活したことが話題になっています。 ストレートが160kmを超すスピードであるということもあります... -
🏫 教室は「物語」が生まれる場所(前編)
*本稿は、来年刊行予定の直山木綿子先生(関西外大)との共著『4つの思考ツールで「広げる力・つなげる力・まとめる力・深める力」を高める言語活動』(仮)の一部を含む「予告編」です。 【】 海外を訪れるたびに、日本のアニメがいかに世界中で愛されて... -
🎭「ナラティブ」が生まれる授業デザイン(後編)
【】 授業も文章も、“説明の連続”では息が詰まります。 文章の空白行は、読者に「息継ぎ」と「思考の時間」を与えます。それは、授業における「間(ま)」と同じです。 空白を意識的に使える教師は、生徒の思考のタイミングを設計できる教師です。導入の「... -
🫀もう一つのキャリア教育:「Only Connect ― すべてはつながっている ―」
【◆ キャリア教育の本質とは】 すでに、当HPでご紹介したように、2025年8月27日(金)、富山県小矢部市の4つの中学校の生徒約600名を対象に、「KIZUNA ― ありがとうが増える学校をつくろう ―」というテーマでお話をしました。この講演は、キャリア教育の... -
🧭 学習の目的は「知識の獲得」ではなく「概念形成」
【◆ 教室は、人間の「思考」を育てる場】 このHPでは、「教え方のコツ」や「楽しい活動の紹介」などを目的としてはいません。扱うテーマは、学習者の心理に寄り添い、学習意欲をどう高めるかという本質です。 以前、当HPで次のような記事をアップしました... -
⚖️ 学習意欲を高める「バンドワゴン効果」と「スノブ効果」
【心理学の知見を授業デザインに活かす】 多くの自治体で、学力調査の成績は改善しているのに、アンケートでは「学習意欲」が低いという課題が指摘されています。 学習意欲は自然に湧いてくるものではありません。授業デザインの工夫によって「学びたい!... -
🪟「割れ窓理論」が教えてくれること
【💠 割れ窓理論とは】 「割れ窓理論」とは、1枚の割れたガラスを放置すると、次々にガラスが割られていくという、政治学者ジェームズ・Q・ウィルソンと犯罪学者ジョージ・L・ケリングが1982年に提唱した考えです。 荒れた状態をそのままにしておく... -
📓 「研究授業」をやりっぱなしにしないために
【】 多くの人の前で授業を公開したという経験は、誰もがお持ちだと思います。 私自身、埼玉の中学校、富山の小学校、そして中学校で100回ほど授業を公開しました。また、今まで、全国で 500人以上の方の研究授業を参観してきました。 そこで気づくことが... -
🛟「技能」の空洞化を招かない指導とは
【◆ 2011年の『指導と評価』の特集で問題提起したこと】 ここにご紹介するのは、『指導と評価』(日本教育評価研究会、2011年4月)に書いたものです。 読まれて、何に気づかれるでしょうか。 2009年にフィンランドの学校を訪問し、衝撃を受けて帰国し、そ... -
😀「ありがとう」が溢れる学校づくりを
【】 毎年、全国の学校から依頼を受けて、小学校6年生や中学校3年生を対象に「キャリア教育」の講演をしています。 令和7年8月28日(金)、私は富山県小矢部市のクロスランドおやべ・メインホールに立ち、600人の中学生に語りかけました。 演題は「KIZ...