🟠「キャリア教育」でつながる仲間と仲間、心と心

島根県 雲南市立掛合中学校に行ってきました

アイキャッチの画像を見て、「おや?」と思われた方も多いのではないでしょうか。そうです、これは手作りの箸袋です。

島根県雲南市掛合中学校(校長 難波順子先生)の全校生徒を対象に「キャリア教育」の話をしてほしいという依頼があり、7月5日に行ってきました。その時、お昼の弁当と一緒に置かれていたものです。夏らしく、紫陽花の模様の和紙を使い、折り鶴と組み合わせて立体的になっています。思わず見とれてしまい、空腹なのに、しばらく手に取って眺めていました。

これをわざわざ折っていただいたのは、事務員の方です。一瞬で、心がポカポカ温かくなりました。このようなホスピタリティが、学校の廊下、教室、そして掲示物、さらには生徒さんたちの話を聞く姿勢などあちこちに見られました。

出雲市駅から車で30分。雲南市立掛合中学校は、豊かな自然が残る山間部にありました。生徒数は54人、どの学年も単級でありながら、話を聞く態度、即興で話し合う姿勢など、僻地校とは思えないほど、どの生徒も積極的、主体的で、話をしていて心地よさを感じました。通常、どちらかというと10分ほど話をしてから感想を求めるのですが、当日は、私の方から問いかけ、ペアで話し合い、その考えを活かしながら先に進めるというスタイルになっていきました。

「キャリア教育研修会」の後は、「英語科指導力向上研修会」が用意されており、それに参加される先生方も生徒対象の研修会に出席しておられました。高校から5名、中学校から13名、小学校から2名、教育委員会からも2名来ておられました。中には、隠岐の島からフェリーで4時間半かけて来たという先生もおられました。

まず、その先生方が、「キャリア教育研修会」に参加された感想、さらには生徒の様子を見て感じられたこと、印象について書いておられるのでご紹介しておきます。

キャリア教育研修会の内容について

「キャリア教育研修会」に参加している生徒さんたちを見て

研修内容の紹介(抜粋)

話した内容をいくつかご紹介しておきます。

生徒さんたち(1、2、3年)は、どう思ったのか

研修会の時間は 40分+10分の休憩+40分 でした。最後まで集中して聴いているだけでなく、所々で話し合う場面では、熱心に意見を交わしていました。さらに、代表の女子生徒さんは、何も見ずに(用意した原稿ではなく)研修で見つけたキーワードと自分の考えを堂々と語っていました。

小規模校(僻地校)では、小学校からずっと同じメンバーなので、ややもすると、諦めがあったり、受け身(指示待ち)であったりすることが多いのですが、終わってからぱっぱっと手が上がり、質問されました。そのようなことは初めてのことで、いかに彼らが問題意識を持ちながら聴いていたのだということがよくわかりました。

生徒さんたちの感想(抜粋)を紹介します。気づいたこと、感じ取ったことを書くだけでなく、自分の今後の生活へのエールにしているところが凄いです。

  研修会後、3年生のクラスに招待されました。どの生徒さんも笑顔でした。

  本当に元気がいただけました。掛合中学校の皆さん、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

英語 "わくわく授業" 研究所 代表(元関西外国語大学教授)
(公財)日本英語検定協会派遣講師・(株)リンク・インタラック エグゼキュティブ・コンサルタント