🙋 悩み、質問は「本質」に向かう機会になる(予告編)

誰もが「指導の悩み」を抱えている

兵庫県で行われたセミナーで、参加者の方々から次のような質問(書かれたもの)が寄せられました。これらは、多くの先生方が共通して抱えておられる悩みではないかと考えます。そこで、今後、順次、私の考えをお伝えしていきたいと思います。

💡 質問①

「今は、タブレット端末やスマホを使うのが当たり前になっています。ノートに書かせる必要はあるのでしょうか。書いたものを読んで訂正するのは時間もかかります。」

💡 質問②

「若手の先生から、『タブレット端末を使うことが多い今、実際に手書きをすると本当に力がつくのでしょうか』と聞かれました。文部科学省がデジタル教科書への移行を進めている今、どう答えればよいか迷っています。」

💡 質問③

「教科書の本文を扱うときは、どうしても解説や訳すようになってしまいます。英語で考える力をつける方法はないでしょうか。」

💡 質問④

「授業の最初にペアチャットをさせるトピックがうまく設定できません。どうしても文法にこだわった内容になり、生徒も乗ってきません。何かいい方法はないでしょうか。」

💡 質問⑤

「小学校の英語の教科書でやった内容(My Hero/学校紹介/夏休みの思い出)が、中学校1年生の教科書に再び登場しています。確かに新しく学んだことが増えているので内容は深まるのですが、生徒は同じことをしているという感覚になり、ワクワクしていません。どうアレンジしたらいいでしょうか。」

💡 質問⑥

「生徒がすぐにGoogle翻訳に頼り、それをそのままコピペして終わってしまう授業を見かけます。私は、ChatGPTなどの生成AIを使って自らの英文を添削させるという指導をしているのですが、書く力をつけるにはどのようなプロセスが大事になるでしょうか。」

指導をしている限り、「悩み」は生まれてくるものです。

しかし、それは、「予定調和(今まで通り、いつも通り)」ではないことの証にもなります。

答えは1つではありません。クラスの生徒たちの実態(学習履歴、指導の履歴)が異なっていることを考えれば、「万能薬(どの子もできるようになる指導方法)」を見つけようとするのではなく、本質(何のために)を考えることが大事になります。

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この記事を書いた人

英語 "わくわく授業" 研究所 代表(元関西外国語大学教授)
(公財)日本英語検定協会派遣講師・(株)リンク・インタラック エグゼキュティブ・コンサルタント