【お知らせ】(中嶋塾@東京、オンライン研修、等について)

全国(北海道から九州まで)から熱い気持ちを持った仲間が集まりました。

オンライン研修(名称「地球市民オンライン塾」)には、先にご紹介した胡子美由紀先生(広島)、吉田喜美子先生(佐賀)、上山晋平先生(広島)、高橋友紀先生(京都)の他に、和歌山大学、新潟青陵大学の先生、教育委員会の指導主事、現スーパーティーチャー、主幹教諭といった方々だけでなく、再任用で奮闘されている元校長先生、元スーパーティーチャー、さらには初任の先生、英語科以外の先生方もたくさん申し込んで来られました。どの方も、「教え方」ではなく、「生徒の人間性を豊かにする教育」を目指したいと熱い気持ちを書いて来られました。また、備忘録の「生徒が”夢中”になる授業はどこが違うのか」でご紹介した三仙真也先生(福井)も共に学びたいと申し込んで来られました。北海道のある先生は、「小規模校(1校に英語教師が1人)でやっている先生が多い北海道。だからこそ、全国の方とつながることで得られることはとても大きいと思います。力をつけて、自分の授業だけでなく、地域にもその学びを広げていきたいです」と夢を語っておられます。

全国の同志がネットで瞬時につながり、家にいながら(移動しなくても)研修が受けられるという時代がやってきました。ブレークアウトルーム(小グループ)で討論する、互いにプレゼンテーションをする、チャットで全員が意見を書き込む(順に発表するケースと異なり、待つことがなく、時間のロスがない)。それを読んでさらに質問をする。自分の授業映像を見てもらってコメントを聞く、定期テストの問題を互いに見せ合い、3観点が正しく理解されているかどうか、日々の授業とリンクしているかどうか検証し合う、全員が同じ単元の指導案を書いて発表し、授業デザイン力を磨く、等々、自分たちが企画をして、自分たちのための研修を創る。このような、対面では行えないリアルタイムのオンライン研修を、毎月、同じ仲間が行っていくことで、点(一過性の研修)ではなく、線(つながりのある研修)になります。この「オンライン塾」で話題になったこと、解明されたことについては、少しずつ、皆さんにもご紹介していく予定です。

中嶋塾@東京(対面)も開催されることが決まりました。東京近郊で参加できる方を対象としたのですが、全国(大阪、福岡、京都など)から「なんとか参加できないか」という問い合わせがありました。「研修の様子を録画したものを購入できないか」という相談も飛び込みました。これは流石にお断りしました。そんな中で「諦めたら、それで終わり。駄目元で当たってみよう」と、実際にアクションを起こされた方もおられました。「新幹線を使って上京する。自分の授業をどうしても変えたい。子どもたちを」という強い熱意に、事務局が何度も「本当に大丈夫ですか」と確認を取られ、最終的にOKを出されたという方もおられます。この研修についても、随時、話題にしていく予定です。

働き方改革により、本来の教育活動でも「省エネ」をよしする考えが蔓延ってきているようです。「時間がないから」「(授業以外に)やることがあって忙しい」「あのクラスでは無理」「できないことはさせたくない」「私はちゃんと教えているのにできない」。こう考えてしまうと、学校が学校ではなくなってしまいます。できないことをできるようにするのが学校、生徒が自分の力で「やれた!」「できた!」と自信をつける場面を用意するのが教師です。先にご紹介した「地球市民の方程式」(A = MVP)の通り、「こうなりたい」「こんな授業がしたい」という強い情熱(passion)を持つこと、授業を通して「生徒たちを元気にしたい」「英語力をつけたい」という使命感・責任感(mission)を感じること、そして明確なゴールから逆算して「見通し」(vision)を立てることで、利他(利己と違って長続きする)につながるアクションとなります。